2020年理事長所信

2020年度理事長 千﨑 悟

【2020年度スローガン】

~人と人との繋がりに感謝し、未来の市原のために行動しよう~

はじめに

 市原市はかつて、遠浅の内海と丘陵に囲まれた半農半漁のまちでしたが、日本の高度成長期により急激かつ加速度的に現在のような工業都市へと発展しました。市原青年会議所は、生活環境や社会環境の急激な変化によって生じた諸問題を解決し、新しいふるさと作りに寄与するべく、1977年5月29日に創立しました。青年会議所は、明るい豊かな社会の実現という行動理念、創立以来「個人の修練」「社会への奉仕」「世界との友情」というJC三信条を掲げ活動しています。先輩諸氏の「英知」と「勇気」と「情熱」による運動の歴史は、我がまち市原の発展に大きく寄与し、我われも地域のリーダーとしてこれからも明るい豊かな社会の実現に向け、高い志を持って運動を展開していかなければなりません。

 現在の日本は格差社会や人口減少による消滅可能性都市の出現などの社会問題、異常気象による自然災害など様々な問題を抱えています。その問題は我がまち市原にも大きく影響していると考えます。特に若年層の人口流出や少子高齢化による生産年齢人口の減少、後継者問題や働く人手の不足などまちの経済問題、南部地域の買い物難民や医療問題など地域ごとの例を挙げればきりがありません。さらには昨年の台風による自然災害においても甚大な被害があり、復旧までに様々な課題や反省点を多く残すものとなりました。そのような困難な時代だからこそ、我々JAYCEEが地域のリーダーとしての気概を持ち、様々な問題に立ち向かい、時代の変化に適した運動の展開が求められていると考えます。

 本年度は私たち一人ひとりの当事者意識を育み、JC運動や活動によるまちの課題解決に向けた率先的かつ自発的な行動へと繋げます。そして、私たちだけではなく市民の方々や行政、関係諸団体と連携して、人と人との繋がりがさらに強固となるよう活動します。当事者意識を持ち、市原市の多様な問題に対して今まで以上に向き合うことで、我がまち市原のさらなる明るい豊かな社会の実現となるよう邁進致します。

人と人との交流で繋がる会員の拡大

 青年会議所には品格のある青年であれば、個人の意思によって入会できますが、20歳から40歳までという年齢制限を設けています。これは青年会議所最大の特性であるとともに、常に会を若々しく保ち果敢な行動力の源泉となっています。新たな会員の獲得がなければ、自己成長や学びの機会が少なくなり、組織としての変化も乏しくなると考えます。また会員が減少することは、私たちの事業の縮小に繋がり、ひいては会の衰退も懸念されます。

 本年度は会員全員の拡大意識の向上とJC運動への参画意識を向上させるべく、会員同士の交流を図る機会を設けます。さらには先輩諸氏や関係諸団体、新入会員候補の皆様との交流の機会を創出し、青年会議所への理解を深めていただくことで、新入会員の獲得へと繋げていきます。

 私は「会員拡大はJC運動の本質」だと考えます。そして、会員の拡大は組織の根幹に関わる最重要事項です。なぜならば、私たちがJCを理解し伝えることにより、相手の気持ちや意識を揺さぶり動かし意識を変革することになるからです。その結果が会員の拡大意識と参画意識の向上、新入会員の獲得へと繋がると確信します。会員全員の当事者意識を向上させ、同じ志を持った仲間が増えることにより、私たちの運動のさらなる飛躍に繋げます。

繋がりが生み出す活気溢れるまちづくり事業の創造

 今後の市原市は生産年齢人口の減少や観光資源問題、地域コミュニティーの希薄化、地元商店街の縮小による衰退等、様々な問題により、まち全体の衰退が懸念されています。私たちはこのような問題に一石を投じるべく様々な手法を模索し、課題解決に向けて邁進しなければなりません。

 現在、市原市の税収は緩やかに上昇していますが、主に臨海地域における大企業によるところが大きく、中小企業や地元商店街においては厳しい現状にあります。まちが活性化するためには大企業とともに、中小企業や地元商店街の活性化をすることが必要不可欠です。

 そして、本年度も市原市を代表する事業を目指すべく「第8 回いちはら大綱引」を開催致します。昨年度開催された「いちはら大綱引」も1,000 人を超える市民の皆様に参加していただき、盛大に開催することが出来ました。今日までの「いちはら大綱引」を検証、改善し、さらにより良い事業へと昇華し続けることで、今まで以上に地域の皆様に参加していただける事となり、企画立案当初の目標である「市民の市民による市民の為の大綱引」へと繋がると確信します。さらに多くの市民の皆様とともに手を取り合って事業を行うことで、自身が生まれ育ったまちや地域に対しての愛着や誇りを育みます。

 人と人の繋がりでまちが活性化する事業の創造と、郷土愛を育む「いちはら大綱引」の開催により、我がまち市原のさらなる発展に寄与するべく邁進致します。

様々な人との繋がりによる多様性溢れる青少年育成事業

 急速に変化し続ける先行きの不透明な時代にあって、子どもたちを取り巻く環境の変化や学校、地域が抱える課題や問題も複雑化しています。これまで通りの考え方や手法だけではその問題の解決や改善をしていくことは困難な時代となってきています。変化の激しい時代だからこそ、青少年育成事業を開催する私たちが常に社会の変化と向き合い、未来を担う子どもたちの取り巻く環境や、地域社会の関わり方などについて学び続ける機会が必要です。

 本年度も未来を担う子どもたちの育成を図るべく、普段の家庭生活や学校教育だけでは体験出来ない機会として、「感謝の心」「友情の心」「命の尊さ」の三つのテーマを柱とした「第7回いちはらキッズサマーキャンプ」を開催致します。参加した子どもたちにはプログラムを通して、普段の当たり前の生活が当たり前ではなく、全てのものに「生かされていることへの感謝」が出来るよう、様々な人と触れ、感受性を高めるとともに視野や思考を広げ、多様性を養う機会を創出します。

 私たちが急速に変化する社会構造を学ぶことで、さらにより良い青少年育成事業の開催へと繋げます。そして「第7回いちはらキッズサマーキャンプ」が、未来を担う子供たちの新しい時代に求められている資質や能力を育む機会となるよう邁進致します。

人と人の繋がりから学ぶ人財の育成

 私たち市原青年会議所は年齢や職業も違う様々なメンバーで構成されています。それぞれの考え方や想いがある中で、理解し合えることも、議論を交わし合いぶつかることも多くあります。そうした中でも共に研鑽し、協力し合い、例会や事業を創り上げていく事は青年会議所活動においての醍醐味でもあり、自己の成長やメンバー中でも友情へと繋がります。さらにより良い組織にしていくためにもメンバー全員が今以上にお互いを尊重し、理解し合えるようになることは非常に重要です。

 本年度は組織内の円滑なコミュニケーション能力の向上を図るべく、メンバー間の共通の目的意識、互いに協力する意志、そして組織の一員として活躍することの大切さが、会にとってどのように重要なのかを学ぶ機会を創出します。このような学びや自己研鑽を重ねることでメンバー個々が成長し、さらには組織について学ぶことで、強固な市原青年会議所の構築へと繋がり、より良い事業の開催や運動の展開をすることが出来ると確信します。

 一人では達成が困難な目的や目標でも、組織で取り組むことで達成可能な力となります。お互いを尊重し、理解し合えることができる高い能力を備えた人財を一人でも多く育成することで組織のさらなる強化へと繋がります。一人では達成が困難な目的や目標でも、市原青年会議所が我がまち市原の発展の礎となるべく、ひとづくり活動に邁進致します。

規律と繋がりによる連携力優れる組織運営の実施

 事務局は優れた組織運営を行うためにメンバーを支え、各委員会との連携力を発揮し、議案の配信や情報の発信など組織全体の意思疎通を図る必要があります。メンバー一人ひとりが「定款、諸規定、慣例の遵守」などを理解し規律ある組織運営と会議を行うことは、今後市原青年会議所が存続する上で重要です。

私たちの活動や運動は青年会議所という名の通り、全ては会議からはじまります。また会員である前に、社会人として、青年経済人として各々の責務があり、日々の活動に割ける時間には限りがあります。限りある貴重な時間をいただいて行う会議を、効率的に実施することが必要不可欠です。また、私たちがいかに運動を展開していても、様々な情報ツールを活用した迅速な発信や広報活動が行われていなければ、存在を広く認識していただくことはできないと考えます。

本年度の事務局は日々の広報活動を通し、市民のみなさまから運動へのご理解とご協力を得られるように努め、各委員会との繋がりによる連携力を発揮し、規律を通して組織運営が盤石なものとなるよう邁進致します。

結びに

何らかの接点を持つ人   30,000人(24万分の1)
同じ学校や職場、近所の人 3,000人 (240万分の1)
親しく会話を持つ人    300人  (2千400万分の1)
友人と呼べる人      30人  (2億4,000万分の1)
親友と呼べる人      3人   (24億分の1)

 この数字をご存知でしょうか。これは人と人とが出会う確率と言われています。

 人は一人では生きていけません。人と人とが支えあうことで私たちは生かされています。私も多くの人と出会い、助けられ、支えられて、今があります。JC活動においては、普段の生活では経験できない素晴らしい経験をさせていただきました。何度も苦しい状況を経験し、多くの失敗もしましたが、その度に様々な方々に助けていただきました。私たちは一人ひとりが主役であり、各々に欠くことができない存在意義があります。このまちのため、未来のために市原青年会議所全員の力が必要です。困難に立ち向かい、共に研鑽し、そして楽しみながら活動をしていきましょう。

 私は今このメンバーに出会い、市原の明るい豊かな社会の実現のために共に活動していること自体が奇跡的なものなのだと感じています。人と人との繋がりの「縁」に感謝し、共に活動できる皆さんに出会えた「奇跡」をこれからの市原青年会議所の活動と各々の成長の「軌跡」へと変えていきましょう。

基本理念

縁~人と人との繋がりに感謝し未来の市原のために行動しよう~
縁を大切にし、出会えた「奇跡」を我がまち市原の成長の「軌跡」にしよう!

基本方針

人と人との交流で繋がる会員の拡大
繋がりが生み出す活気溢れるまちづくり事業の創造
様々な人との繋がりによる多様性溢れる青少年育成事業
人と人の繋がりから学ぶ人財の育成
規律と繋がりによる連携力優れる組織運営の実施

事業計画

・第7回いちはらキッズサマーキャンプの開催
・第8回いちはら大綱引の開催
・第22回かずさカップわんぱく相撲大会の開催
・第27回かずさカップサッカー大会の開催
・新入会員オリエンテーションの実施
・献血活動の実施
・防災組織の管理及び防災訓練の実施
・会員拡大及び育成
・例会の企画及び開催
・出席率向上の取り組み
・LOM事業への積極的な参加
・日本青年会議所事業への積極的な参加
・出向者への支援
・積極的な広報活動
・まちづくり運動の推進
・年間活動報告の作成
・関係資料の整理及び管理
・災害復興支援の推進